J1. 2018.6/17~6/25
イタリアチーム来日/17~6/25
J1-1. イタリアチーム来洞
2018/6/17
2名のイタリアチームが来洞されました。双方の研究調査内容をスライドを使って意見交換をしました。石ではなくて土である事、着色されていない事、が世界でも希有である事を確認できました。
J1-4. 松が峰教会視察
2018/6/21
大谷石の採掘場視察後、市内の大谷石で建設された松が峰教会を視察。大谷石の風化の様子を確認。
J1-2. 鎌倉やぐら郡視察
2018/6/18
緒方准教授(鶴見大)のアレンジで鎌倉の地下文化財をイタリアチームと視察しました。田谷の洞窟は規模で差別化されることを確認しました。
J1-5. 日光視察
2018/6/22~6/23
日光東照宮のレリーフ視察と中禅寺湖・華厳の滝・戦場ヶ原などの地形変形の視察。緒方先生(文化財専門)のレリーフ解説と北海道大学の早川先生による地形変形の解説がありました。
J1-3. 宇都宮石造視察
2018/6/21
宇都宮周辺の石仏や石造の劣化と風化の視察に行きました。埼玉大学の小口先生の大谷石の劣化と風化の解説と緒方先生(文化財専門)の文化財の解説がありました。
I1. 2018.10/18~10/29
日本チームイタリア訪問/18~10/29
I1-1. イタリア訪問
2018/10/18~/19
総勢6名でイタリアのナポリにを訪問。イタリアには巨大な地下都市と言ってもよい地下文化財が沢山あります。それらの視察と石造文化の巡検が目的です。
I1-4. Catacombe di San Gennaro(サンジェンナーロのカタコンベ)
2018/10/21
イタリアの地下空間でも有名なカタコンベを訪問。城郭都市の外側に配置された共同墓地です。富裕層には個別の室が与えられ、一般は小さな横穴や床穴に埋葬されていたそうです。子供用の小さな横穴もありました。
I1-7. Cnr meeting
(レクチャーミーティング)
2018/10/22
Cnr(イタリア国立研究会議)にてレクチャーミーティング。イタリアの地下都市についての調査を学ぶ。
I1-10. Pompei(ポンペイ)
2018/10/24
ポンペイを案内してもいました。比較にならない歴史とストーリーに石の文化の強みを確認。現在も調査が続いているとの事。Cnr研究員による詳細なガイドで様々な様子を確認できました。
I1-2. Napoli Sotterranea
(ナポリの地下都市)
2018/10/20
ナポリ市街の民家の建物の中からアプローチするナポリ地下都市の視察。この地下空間は数キロある。民間のガイドによると時代と共に用途を変えて利活用されている。大戦中は防空壕の役割もはたした。
I1-5. Cimitero delle Fontanelle(フォンタネッレ墓地)
2018/10/21
サンジェンナーロのカタコンベとは異なり、横穴(洞窟)に造られた墓地。山の中腹に巨大な洞窟を配し、太陽の日差しが入る横窓までもうけられている。
http://www.comune.napoli.it/flex/cm/pages/ServeBLOB.php/L/IT/IDPagina/4880
I1-8. The cave of Via Posillipo Sensors monitoring
(ポシリポの洞窟(ローマ時代漁礁))
2018/10/22
ローマ時代の漁礁・養殖場の洞窟。ローマ人は海岸絶壁に横穴を彫って魚の養殖もしていたとの事。レーザー測量調査を視察。
I1-11. National Museum
(国立博物館)
2018/10/25
国立博物館を案内してもらいました。ポンペイ遺跡のモザイクタイルレリーフの実物はここに保存されています。詳細なガイドによりポンペイの理解が深まりました。
I1-3. Galleria Borbonica
(ボルボニカギャラリー)
2018/10/20
ナポリ市街の巨大な地下文化財です。空間が大きい為様々な機能を変えて保存されています。結婚式などにも活用可能。この地下空間の3Dmodelを作成している技術者と現場でミーティング。
I1-6. Catacombe di San Gaudioso(サンガウディオのカタコンベ)
2018/10/21
サンタマリアデッラサニタ大聖堂の下にある、初期キリスト教墓地。巨大な地下空間と都市の建物が共存しています。
http://www.catacombedinapoli.it/it/luoghi/catacombe-di-san-gaudioso-napoli
I1-9. Cnr meeting
(レクチャーミーティング)
2018/10/23
ポシリポの洞窟でのレーザースキャン測量プロジェクトのレクチャー。ハンドメイドスキャナーでも可能だとの事。その他文化財保全プロジェクトのネット会議も実施。
I1-12. Goodbye Dinner
(最後の夜)
2018/10/26
最後の夜に夕食にご招待いただきました。手製のナポリの伝統的な料理をおいしくいただきました。何よりのおもてなし!
J2. 2019.5/25~6/4
イタリアチーム再来日/25~6/4
J2-1. JpGU&戸塚
2019/5/26
3名のイタリアチームが再来日されました。幕張メッセで開催されていた日本地球惑星科学連合大会を視察。その後、戸塚に移動して歓迎会。
J2-4. 長崎大浦天主堂
2019/5/31
潜伏キリシタン関連世界遺産の登録後のマネージメントを確認する巡検ツアー。大浦天主堂を視察。
J2-7. 池島炭鉱跡視察
2019/6/1
池島炭鉱跡のガイドツアーに参加。元坑夫さんによる具体的な説明がとても分かりやすい。ここでも関係者によるホスピタリティの重要性を確認。
J2-2. 田谷の洞窟再来洞
2019/5/27
田谷の洞窟に再来洞し、洞内を再視察。今回の訪問では、洞内の植生状況に議論が集中しました。
J2-5. 軍艦島視察
2019/5/31
軍艦島視察。デジタルミュージアムを併設した市民サポートを確認。文化財のデジタル化による現地利活用の状況を視察。田谷の洞窟のデジタル化後の参考になった。
J2-8. 五島列島潜伏キリシタン関連世界遺産視察
2019/6/2~/3
五島列島の潜伏キリシタン関連世界遺産の視察。船舶タクシーをチャーターし、キリシタン洞窟を視察。
J2-3. 日本地球惑星科学連合2019大会(JpGU)
2019/5/30
日本地球惑星科学連合2019大会にて招待講演。「ジオパーク、ジオサイト、石造文化財の保存修復:風化プロセスとダメージアセスメント」のセッションにて発表をしました。
J2-6. 潜伏キリシタン関連遺産ツアー
2019/6/1
ガイドツアーをお願いしてツアーの状況を確認。市民によるホスピタリティの重要性を確認。
I2. 2019.9/15~9/24
日本チームイタリア再訪問/15~9/24
I2-1. ナポリへ
2019/9/15
4名で夜便で成田よりナポリへ渡航。今回は途中で遅れて1名が合流する予定。南イタリアの3都市の地下空間を巡検。
I2-4. 海岸食壁の海上巡検
2019/9/17
海岸食壁には多数の人工洞窟が存在する。私有地が多い為、海上から巡検した。地下空間と地形と都市との距離関係がよく理解できた。
I2-7. レッチェ打合せ
2019/9/20
University Campus Ecotekne内にあるCnrのラボでデジタル技術のレクチャーと打ち合わせ。ここには大学や公共の研究所が集まっている共同のキャンパス。打合せの内容は研究技術なので公開できませんが、有意義なミーティングとなりました。
I2-10. イスタンブール地下遺跡
2019/9/23
帰路のトランジットの関係でイスタンブールの地下貯水施設遺跡を視察。運悪く補修工事が行われており水が抜かれていたが、貯水槽の高度な石敷きの床を確認することが出来た。
I2-2. ブリーフィング
2019/9/17
9/16にナポリ入りし、時差解消の為半日予定なし。翌日朝一からCnrにて果物を朝食にしながらショートブリーフィング開始。
I2-5. マテーラ洞窟住居
2019/9/18
南イタリアのマテーラには崖地に張り付いた洞窟住居が集まった古代都市がある。多くの住居には崖地を掘った洞窟部屋が付いている。雨水の集水システムがきちんと整備されている。
I2-8. グロッターリエ斜面都市
2019/9/21
斜面地に建つ古代都市。斜面地を活かして、都市全体が防御と飲料水集水システムを建設しています。ここでも水が重要なインフラの要素となっています。
I2-3. Cnrミーティング
2019/9/17
Cnrの地下空間研究のレクチャーと今後の方針等に関するスタッフミーティング。次年度に計画している新たな地下空間調査プロジェクトの説明。
I2-6. マテーラ地下遺跡
2019/9/19
地下空間教会を巡検。やはり用途を変えながら利活用されていた。遠景でマテーラの都市を巡検。
I2-9. グロッターリエ地下遺跡
2019/9/21
都市の城壁の外に貧困層が定着した地下居住遺跡の巡検。人々は、地形を生かした巨大な地下貯水槽を設け、横穴地下居住の生活していた。巨大な地下教会の跡があり、風化による崩落が観察された。